どうも、文月(ふみつき)です。
簿記三級に挑戦してみたい!
この記事では、そんな方に向けて
- 初心者でも独学は可能?
- 勉強時間や期間をイメージしたい!
- 無料で勉強することはできる?
などなど、これから簿記三級に挑戦する前にこれだけは知っておきたいポイントを、三級取得者の文月の経験談を含めてまとめました。
先に結論を申し上げますと、簿記三級に初学者が独学で合格することは十分に可能です。
あぁっ、ブラウザバックはちょっと待ってください。笑
新しいことを始める際には、全体像を掴んでおくことでその後の効率がグッと高まりますよね!
「簿記三級の合格までの道のりが具体的にイメージできた!」
こう感じていただくことがこの記事のゴールとなりますので、
- これから簿記三級に挑戦したい方
- 簿記三級に興味がある方
上記の方は、是非最後までお目通しくださいね。
目次
簿記検定って?
まずは簿記検定について簡単におさらいです。
簿記検定の概要
- 現在までに155回実施。(2020年6月14日時点)
- 総受験者数2,700万人以上。
- 求人広告で必要とされる案件多数。
- 開催月は2,6,11月。(年3回の受験チャンス!)
- 基本的に日曜実施(前日休日の方は結構ありがたいですよね)
また、簿記には一級・二級・三級・簿記初級・原価計算初級と難易度に応じた5段階の試験が用意されています。
今回の記事では、履歴書にも書けるかつ、初めて簿記を学ぶ初学者の方のために三級にフォーカスしてお伝えします。
試験概要
試験科目 | 試験方式 | 試験時間 | 合格基準 |
商業簿記 (5題以内) |
筆記試験 | 120分 | 70%以上 |
仕訳(大問1)以外の大問では表の虫食いを埋める、という形式で完璧な解答でなくても途中点が取れるケースが多くなっています。
私が落ちた初回は時間ギリギリで解き終わりましたが、二回目(ポイントを押さえた学習後)では80分弱で解き終わりました。初学者でも間違った学習でなければ100分前後で完答できるぐらいの時間感かと思います。
簿記検定にかかる費用
学習準備から合格まで、諸経費を整理します。
項目 | 金額 | 備考 |
受験料 | 1級 7,850円(10%税込)
2級 4,720円(10%税込) 3級 2,850円(10%税込) |
2019年10月の増税により第153回から価格変更。三級は50円値上がり。 |
交通費 | 受験地により異なる | 混雑回避の為、公共交通機関の利用が推奨されています。 |
教材費 | 約3,000円 | 独学の場合の参考値です。後述します。 |
電卓代 | 100円~2000円 | 別記事にて解説します。電卓選び、地味に超重要。 |
以上、簿記三級の場合は約8,000円で完結します。(交通費・電卓代/各1,000円換算)
簿記三級の合格率/難易度
次に、簿記三級の受験者データを見てみましょう。
開催回 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
第154回(2020.2.23)
※文月合格! |
100,690名 | 76,896名 | 37,744名 | 49.1% |
第153回(2019.11.17)
※文月不合格… |
99,820名 | 80,130名 | 34,519名 | 43.1% |
第152回(2019.6.9) | 91,662名 | 72,435名 | 40,624名 | 56.1% |
第151回(2019.2.24) | 104,357名 | 80,360名 | 44,302名 | 55.1% |
第150回(2018.11.18) | 111,657名 | 88,774名 | 38,884名 | 43.8% |
数字を見ると、大体合格率は50%前後、といったところでしょうか。
受験者の中には、当日不受験や会社や学校の指示でやる気なく受けている方も多数います(私の受験時には開始と同時に出て行った強者も。笑)ので、実質的にはもっと高いと想定されます。
そう考えると、そこまでハードルは高くない気がしませんか?
ちなみに、2019年度6月実施分(第152回)より簿記三級を中心に出題傾向の改定がありました。合格率の推移を見ても、改定により難易度が大幅に変わる心配もないことがわかりますね。
そしてお気づきの方。そうです、何を隠そうこの私、文月は一度簿記三級に落ちています(前項でしれっとカミングアウトしましたが。笑)
「いや落ちてんじゃん!」
ちょっとまってください!言い訳をさせてください!いや言い訳じゃなくて!
そのあたりの失敗談も包み隠さず公表しますから!よ、よろしければ反面教師にどうぞ。
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簿記三級の独学で不合格?学習法のコツを紹介
続きを見る
※誰でもできる「合格のために必要なポイント」を押さえなかったことが不合格の原因だったと痛感しています。記事にて解説しますね。
簿記三級は独学者が多い
簿記三級は独学にて十分に合格可能です。
ここで言う独学の定義とは、
講座・通信講座を利用せずに市販(Web)のテキスト・問題集のみ利用
とします。
2020年10月時点で公表されている数字から分析した結果、簿記三級合格者の独学率は
81.83%
となりました。
(※通信講座主要3社の公表数字を参考に全体の合格者数から差し引いて独学率としました。)
合格に必要な期間/勉強時間
これは個人差があるかと思いますので、周りの簿記三級取得者にも聞きまわってきました。
勉強時間は約60時間!
早い方だと35時間、おおむね60時間、長めに100時間
といったところでしょうか。
中央値を取り60~70時間が平均的な必要勉強時間とします。
(※文月は一度落ちておりますが、初回60時間、二回目30時間の計90時間程度を要しました。)
勉強期間は約2か月!
1日に何時間確保できるかによりますね。
社会人の方であれば平日1日0.5時間、休日2時間勉強できたとすると、
6.5時間(0.5時間×5日+2時間×2日)/週×x(週)=計60時間
X=9.23週→2.3か月!
資格の大原の三級コースが全17回、週2回の受講とすると2.1か月で修了する計算になるので、概ね妥当な期間と言えそうです。
参考データ
上記データ元を残しておきます。
・資格の大原:全17回(週2回で2.1か月)
・TAC:80~140h(独学100~140h。)
・u-can:3か月100時間
簿記三級の独学方法は大きく3種類
合格までに必要な時間/期間がイメージできたところで、次に方法を見ていきましょう。
主に独学方法には下記の3つがあります。
- テキスト/問題集
- Web上の無料サイト/ブログ
- Youtubeの簿記チャンネル
私が簿記三級の初心者さんにおすすめするのは
テキスト1冊、過去問題集1冊のみに集中することです。
正直、これだけで十分だったなと感じています。
特に、過去問題集1冊解きぬくとかなり実力が付きます。
まとめ
今回は、簿記三級について勉強を始める前に知ってほしいポイントを5つ、お伝えしました。
簿記三級は、初心者さんでも独学で十分合格可能です。
合格までの具体的なイメージができた!と感じていただけましたか?
これから簿記三級に挑戦するあなたのご参考に少しでもなれば幸いです。
ありがとうございました。