どうも、文月(ふみつき)です。
これから簿記三級に挑戦するあなたへ。
一発合格したいですよね!
今回は、「失敗例に学ぶ簿記三級の独学のコツ」についてお伝えします。
私は簿記三級取得者ですが、第155回 不合格 第156回 合格 と二度の受験を経験しています。
そんな文月が、失敗したからこそ見えた不合格の要因と、合格のために本当に必要なコツ・学習法を徹底的にお伝えすることで、
- 簿記三級の独学を決意した!
- 失敗者の同じ轍を踏みたくない…
- 押さえるべきポイントは!?
このような方の不安や悩みを晴らすお手伝いができればと思います。
この記事のゴール
「簿記三級に一発合格するための学習法を知る」
それでは、よろしくお願いします!
目次
簿記三級の失敗例:文月の場合
まずは私がどのような流れで簿記三級の合格にたどり着いたかを整理します。
時期(19/20年) | 学習状況 | 学習時間(累計) |
2019/9下旬(2か月前) | 簿記三級の学習を始める。 テキストを購入。 |
2週間10時間 |
2019/10初旬 | 一通り読み終わる。 テキストの問題パートに取り掛かる |
3週間20時間 |
2019/10中旬(1か月前) | 問題パートを2周終了。 テキスト付録の模試に着手 |
5週間35時間 |
2019/11上旬 | Webで公開されている①仕訳集②予想模試を2回通す。 | 7週間50時間 |
2019/11/17(本試験当日) | 自己採点の結果(おそらく)67点。 | 8週間60時間 |
ー | 悔しさと解放感に包まれる。複雑。 | ー |
2019/12/2(合格発表) | 不合格。 過去問題集を購入。 |
8週間60時間 |
ー | 過去問1周。間違った問だけ再度実施。 | 13週間70時間 |
2020/2/23(本試験当日) | 80分で完答。自己採点の結果92点。 | 18週間90時間 |
色字が要チェックポイント。後述します。
最大の敗因:過去問集にノータッチだった
今回一番お伝えしたいのはココです。過去問集は絶対にやり通してください!
過去問ノータッチの1回目
私はテキスト付属の問題演習と模試、Webの模試2回分をやりました。
2周以上はしたので、それなりに自信をつけて臨みましたが、いざ本試験が始まると…
「ん?なんとなく雰囲気が違う…?」
難易度というよりも、出題の意図が少し違う感覚があり、解くのに時間がかかりました。
解き方がわからずに勘に頼った部分も。
結果、一回目の受験では67点(自己採点)で不合格でした。
過去問に取り組んだ2回目
1回目の合否発表から、問題演習の量を増やそうと思い、過去問集を購入しました。
構成は「各章のポイント+計10回分の過去問」となっており、各章のポイントはとてもいい復習になりましたね。
そして解き進めていく中でこう思いました。
「え、めちゃくちゃ本試験と似てる…!」
過去問を10回分もやってみると、パターンこそいくつかあれど、解き方や解答手順はどれも似たり寄ったりなことに気付くんですよ。
結局、過去問というのは出題傾向/難易度/ボリュームすべてにおいて本試験に最も近いものです。
私が落ちた本試験も次の受験時には過去問になっているわけだから、当たり前な話ではあるのですが・・・
この失敗を回避するために
過去問集は必ず1周する
強くオススメします!習熟度が違います!
敗因②:わからない所をわからないままにした
「そりゃーだめでしょ。」
ですよね。だめでした。照
ただ、この「わからない」には2パターンあります。
- この問題のここだけがよくわからない
- ○○法がなんとなくわかってない気がする
前者なら問題自体の難易度もあるため、まだ救いはあります。
ですが後者の、○○法がなんとなくわかってない気がする
これは非常に危険です。
どの開催回においても必要な考え方として出題される可能性があるからです。
私自身、このパターンで模試では付け焼刃的に解法を身につけていたものの、本番で理解不足が見事に露見した大問がありました…。
この失敗を回避するアドバイス
△理解してから問題を解く
〇問題を解く中で理解する
テキストをじっくり何度も読んで理解しようとすると、効率が悪くなる場合があります!
解説付きの問題の数をこなすことで次第に理解できるようになりますよ!
敗因③:Webコンテンツの罠
簿記を学ぶための内容は網羅されており、無料で学習できるWebサイト。
大変便利ではありますが、初学者さんがWebのみに依存するのは危険です。
- 問題数が不十分
- 公式に準拠していない
以上の2点から、Webのみの学習で本試験に挑戦することはあまりオススメしません。
前述のとおり、私自身一回目は問題演習をWebに頼りすぎた結果不合格でした。
Webコンテンツの活用法
とはいえ、Webも使い方によっては非常に心強い教材となってくれます。
主に3つから構成されていますので、それぞれの印象と活用法をまとめました。
講義
テキストにあたる部分ですね。
私は初学時からテキストを中心に利用していたのでテキストを買えるならそちらをオススメします。
問題演習に入ってから、「ここの考え方ってどうするんだっけ…?」と疑問ができたときに確認しやすいのは、紙で項目ごとに並んでいるテキストに軍配が上がるかな、と。
テキストだけで理解が不安な時の補助的な役割に使ってみてはいかがでしょうか?
仕訳集
仕訳集は問題演習と同時にゴリゴリ活用してもいいと思います。
経験者は皆さん同意されると思いますが、簿記は仕訳が命です。仕訳は難易度の差こそあれ、そこまで本試験との差がないのが特徴。
Webに用意されている仕訳集は仕訳訓練に有効です。
私も合格するまで基礎学習として活用させていただきました。
模試集
簿記に対し、より本質的な理解を追求するのであれば良い教材です。
公式とは少々異なる切り口の問題も見受けられますが、多様な問題に触れることで対試験対策だけでなく、さらに深い理解を得ることができるでしょう。
本試験まで時間的余裕がある方は挑戦してみてもいいかもしれません。
まとめ
今回は私が簿記三級に一度落ちた経験から、その原因と対策について考えてみました。
結論
「テキストと過去問集」が合格への一番の近道
Webコンテンツに関しては、
- 講義はテキストの補助として。
- 仕訳は積極的に活用すべし。
- 模試集は時間に余裕がある方なら挑戦もアリ。
文月(ふみつき)の失敗がこれから簿記三級に挑戦する皆さんの合格に少しでもお力を添えられれば幸いです。