文月(ふみつき)です。
ビジネス会計検定二級に挑戦しようかな~
とても役に立つ割に、まだまだメジャーではないビジネス会計検定。
情報もあまり多くはないですよね…
今回は、第28回(21年3月18日実施)にて二級合格した筆者の経験をお伝えできればと思います。
得点は45/50=90点でありました。
こんな方におすすめ
- ビジネス会計検定二級の合格体験記を参考にしたい
- ビ会二級の難易度は?勉強時間は?
- 教材は何を使おうか悩んでいる
この記事でわかること
ビジネス会計検定二級の合格までの着実な道のり
三級から挑戦しようという方は、こちらの記事にて。勉強方法や教材についてお伝えしてます!
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それでは、よろしくお願いします!
目次
ビジネス会計検定二級の主な概要
まず、ビジネス会計検定二級について簡単に触れておきます。
出題形式 | マークシート形式 |
試験時間 | 120分(10:00~12:00) |
問題数 | 50問(大問4つ) |
合格基準 | 正答率70%以上(35/50問) |
合格率*(第28回) | 51.5%(1093/2124人) |
勉強時間(目安) | 80~150時間 |
*例年30%強~50%弱のようです。
前提:筆者の会計知識
前提として、今回の学習開始時の筆者の会計知識を。(勉強時間や体感難易度に影響すると思うので)
- 本業はMR(営業職)。会計を仕事で使う機会なし、価格交渉他財務チェックも経験なし。
- 20年9月FP二級取得
- 20年3月簿記三級取得
- 21年10月ビジネス会計検定三級取得
こんなかんじでした。
ついでに言うと極めて慎重派です。
使用教材/経費と評価
実際に筆者が使用した教材一覧です。
- 公式テキスト/問題集
- TAC通信講座
- 非公式問題集
公式テキスト/問題集
三級同様、公式の二冊は必携かと思います。
が。
公式問題集にはお気を付けください。
めっっっちゃ雑です!解説が!!
もう少し正確に言うと、第9章の総合問題の解説が鬼畜すぎます。言葉足らずの極み。
「私の頭が悪いだけか?」
とAmazonなどで調査したところ、多くの人が同じ憤りを感じている様子。よかった。
ともかく「このままではヤバい」と思い色々調査した結果、たどり着いたのがコチラ↓
非公式 対策問題集 (ビジネスアカウンティング協会監修)
この一冊のおかげで受かったと言っても過言ではない。
ちょっと別記事にまとめますね。きっと参考になれるはず…!
TAC通信講座
慎重派の筆者は三級受験時にもTACを利用し、
- 実力テスト
- 問題集
に大変満足していたため二級対策講座も受講しました。
こちらに関しては、相変わらず問題演習に非常に貢献してくれました。
主となる講義動画自体も、テキスト1周目のインプットに◎。
学習の流れと勉強時間
前述の教材を使用した筆者の実際の学習の流れですが、
(公式問題集:公M 非公式問題集:非公M)
- 公式テキストをTAC講義動画で章ごとに進める[13.5時間(1.5時間×9章)]
- 公Mの該当箇所を解いてみる[22.5時間(2.5時間×9章)]
- 1.2を総合問題(8章)まで通す[計27時間]
- TACの問題集を通す[10時間]
- 公M2周目[10時間]
- 公M総合問題に挑戦[2時間]
- 5の間違い箇所[8時間]
- ーーここで非公Mを購入ーー
- 非公Mを通す[10時間]
- 公式M総合問題[8時間]
- TAC実力テスト[4時間]
- 公M過去問2回分[8時間]
- 公M、非公M間違い箇所復習+ノート作成[5時間]
- TAC実力テスト、公M過去問間違い箇所復習[8時間]
- 重要箇所ノート確認
- 本番!
上記の流れでザっと
1周目インプット27時間+問題演習73時間=計100時間
で仕上がりますね!
一日1時間確保できれば、3か月と10日程度で終えられます。
ちなみに筆者は実質105~115時間ほど費やしましたが、
結果は冒頭の通り45/50=90%の正答率でありました。
合格には35/50=70%あればいいので、削る余地がありますが
教材の必要有無というより、「正解した問題には手を付けない」という効率性のほうが重要かと振り返っています。
ビジネス会計検定二級、学習のコツ
続いて、筆者が学習に実践していたおすすめ学習法と改善点を記録しておきます。
区切りごとに所要時間を記録しておく
こちらは三級の際もお伝えしましたが、前述の「学習の流れ」をそれぞれのステップでどの程度時間を要するか記録しながら進めていくことが学習範囲の広い二級では特におすすめです。
「試験までもう〇回繰り返せそうだ」
「ちょっと時間ないから〇章は省いて〇章に注力しよう」
など調整がしやすくなりますよ。
ちょっと手間に感じるかもしれませんが、2周目以降の勉強効率がグッと上がるのでおすすめです!
間違い復習に専念。正解した問題には時間をかけない。
筆者自身の慎重な性格にもよりますが、すでに解ける問題に何度も目を通すのは時間が勿体ないですね。
「それでも不安になっちゃうよねぇ」
という方、下記のポイントを判断軸に加えてみてはいかがでしょうか?
繰り返す価値のある問題・分野
・単語や項目の分類→時間を置くと忘れやすい ex:)無形資産と繰延資産の分類
繰り返さなくてもOKな問題・分野
・公式や総合問題の解法→一度解けるようになると類似問題含めてしばらくは忘れない
併せて、大問Ⅰ、Ⅱで求められる暗記系は試験直前に詰め込むのが有効とも言えます。
まとめ:非公式の「対策問題集」があれば鬼金です
最後に本記事の内容を整理します。
- ビジネス会計検定二級の合格基準は正答率70%・合格率は40%前後。
- 三級保持者で勉強時間は約100時間。3か月で合格可能。
- 公式問題集は解説がひどいので非公式の対策問題集をガチ推し。
今回はかなり属人的な内容になりましたが、リアルな体験記ということで。笑
ご自身の知識レベルに合わせてご参考いただければと思います。
二級まで取得すると、仕事・投資など様々な場面で「随分と数字に強くなったなあ」と実感できるようになります。頑張りましょう!
それにしても・・・
公式問題集の解説は本当に初学者に優しくない。(3回目)
最後までありがとうございました!