文月(ふみつき)です。
ビジネス会計検定の勉強を始めたいけど、教材は何使ったらいいの?
資格勉強を始める際、事前の情報収集は必須。
今回はビジネス会計検定について、筆者が使用した教材や勉強方法をご紹介します。
こんな方におすすめ
- これからビジネス会計検定に挑戦したい
- 教材をどうしようか悩んでいる
- どう学習を進めればいいか知りたい
この記事でわかること
ビジネス会計検定三級で合格するために必要な教材と学習の進め方
筆者は2020年10月18日実施 第28回 にて合格しました。
- 学習期間:約2か月半
- 学習時間:60~70時間
それでは、よろしくお願いします!
目次
合格基準や勉強時間の目安
はじめに、ビジネス会計検定の合格条件を整理しておきましょう。
3級 | 2級 | 1級 | |
出題形式 | マークシート | マークシート | マークシート+論述 |
制限時間 | 120分 | 120分 | 150分 |
合格基準 | 70/100点以上 | 70/100点以上 | 論述50点以上かつ全体で140点/200点以上 |
問題数 | 50問 | 50問 | +論述 |
勉強時間(目安) | 50~100時間 | 80~150時間 | 100~200時間?(情報不足) |
1級だけ毛色が違いますね。
一部、公認会計士試験の範囲も含まれるようです。
三級の合格基準は70%、つまり35/50問正解できていれば合格です。
ビジネス会計検定三級の教材
では、学習を始めるにあたってまずは「独学」か「講座」を選択する必要があります。
これは普段の仕事や知識レベルで大きく変わると思いますが、個人的には
会計の勉強をしたことがない初学者:公式テキスト+公式問題集+通信講座
簿記取得者or業務上財務会計知識あり:公式テキスト+公式問題集
といったイメージがよろしいかと。
公式テキスト・問題集
まず絶対に必要となるのが公式テキストと公式問題集。
ビジネス会計検定は簿記と比べるとまだまだマイナー資格であり、教材も多くはありません。
逆に、この2冊さえマスターできれば確実に合格できる資格でもあります。
ビジネス会計検定に限らず、資格試験では過去問にどれだけ慣れておくかが重要です。
公式問題集は過去問を抜粋、改訂に準拠しているため設問のクオリティが非常に高いです。
通信講座
1回で確実に受かりたい慎重派の筆者は、簿記3級取得後でありましたが通信講座も受講しています。
TACです。
コーヒーこぼしてますね。お恥ずかしい。
(+オンライン講座、全5章のセットです)
通信講座の選択肢としてはTAC、弥生カレッジCMCなどが挙げられますが…
資格の学校TAC
資格の学校TACはビジネス会計検定だけでなく、簿記や公認会計士などの会計系から法律、経営、情報処理まで幅広い資格試験の通学・通信講座を提供している企業です。
- 大手の品質
- 講座代は高め(16,000円)
- フォロー体制もしっかりしている
弥生カレッジCMC
弥生カレッジCMCは職業訓練も行う大阪のビジネススクールです。ビジネス会計の他、簿記や建設業経理士なども取り扱っています。
- 無料講座(録画)あり
- 過去問の解説
- 有料講座代は安い(5,500円)
弥生は講座というより、過去問解説の有料動画といったイメージですかね。
注目なのは「無料講座」を配信している点。ただ注意したいのが、最新の改訂には時期によって対応していない可能性があるということ。
結局、筆者は試験そのものがクセのある内容だったらキツいなあという不安からTACを選択。
実際にTACを受けてみて
結論、受けておいてよかったなと考えています。
- 耳からも学べるのでスッと入ってくる
- 問題集,実力テストを演習に使える(難易度はやや易しい印象)
TACのオンライン講座は全5章構成で所要期間は3~5週間に設定されています。
一日60分の学習時間が確保できれば3週間もあれば十分に修了する内容でしたよ。
ただ、2回も3回も聞くような難易度ではないので、一度テキストをぱらぱら見る+資料請求してから判断する、という流れでも問題ないかと思います。
具体的な学習のイメージ
いざ学習をはじめる、となったら全体のペースを考えておきましょう!
はじめにざっくりイメージしておくことで、計画的に無理なく進めることができておすすめです。
- 公式テキストを章単位で軽く見通す[1時間×5章]
- 問題集のテキスト該当箇所を解いてみる[2時間×5章]
- 1,2を全章通す
- 問題集2周目+間違い箇所テキスト確認[10時間]
- 過去問2回分*+間違い箇所テキスト確認[10時間]
- 問題集間違い箇所(3周目)+重要&苦手箇所ノート作成[10時間]
- 過去問2回分(2周目)[6時間]
- 問題集間違い箇所(4周目)[6時間]
- 重要箇所ノート確認[3時間]
- 本番!
*問題集の最後についてます
この流れでいくと、大体60時間で終えるペースになりますね。1日1時間で丁度2か月で仕上がります。
問題集、1回目は結構間違えますが、心配ないです。次第に解けるようになります。
通信講座を受講する場合は1が授業形式になっており、+問題冊子1冊+実力テストがあるので演習量はバッチリです!
勉強を進める上でのコツ
続いて、筆者自身が学習中に実践していたちょっとした方法をご紹介します。
区切りごとに所要時間を記録しておく
前述の流れをそれぞれのステップでどの程度時間を要するか記録しながら進めていくと、
「試験までもう〇回繰り返せそうだ」
「ちょっと時間ないからできている箇所は軽めに流そう」
など調整がしやすくなりますよ。
ちょっと手間に感じるかもしれませんが、2周目以降の勉強効率がグッと上がるのでおすすめです!
覚えられない言葉と分類もとりあえず先へ進む
ビジネス会計検定は前半の大問1,2では結構暗記要素が大きい試験です。
覚えきってから先に進もうとすると効率が悪いので、とにかく一通り解き進めて下さい。
間違った所を重点的に対策していくのがおすすめです。
同じ問題でつまずくより、違う角度で似たような問題を解くと「あぁ、こういうことか」と案外すんなり理解できたりしますよ。
まとめ
今回はビジネス会計検定三級の使用教材と学習の進め方について、筆者の経験を振り返りながらご紹介しました。
- ビジネス会計検定三級は35問/50問の正答率が合格条件
- 三級対策には公式テキスト+公式問題集が必須
- 初学者、確実に1発合格したい人は通信講座がオススメ
- 問題演習の繰り返しが学習の要
ビジネス会計検定は仕事、投資、ビジネス教養と幅広く役に立つ資格です!
是非、挑戦してみてくださいね。
ありがとうございました。