ビジネス会計検定/二級まとめ

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ビジネス会計検定二級まとめ|いきなり二級?難易度、合格率、勉強時間の解説!

文月(ふみつき)です。

 

ビジネスに役立つ実践的なスキルが欲しいな…

 

そんな方に是非挑戦してほしいのがビジネス会計検定

特に二級は、学習範囲や難易度の面から最も幅広くビジネスパーソンの力に成り得るため、とてもオススメの資格です!

こんな方におすすめ

  • ただの資格勉強に終わらない、実践的知識を得たい!
  • 経理財務部以外だけど、会計のことは知っておきたい…
  • ビジネス会計に興味あるけど、二級から挑戦することは可能?

この記事でわかること

 ビジネス会計検定二級の概要とデータまとめ、三級との違い

それでは、よろしくお願いします。

 

ビジネス会計検定二級の試験概要

まずは試験の内容を整理します。

受験要項

ビジネス会計検定二級は年に2回(10月・3月)開催されています。

試験時間 10:00~(120分)
合格基準 70点以上/100点
受験料 7,480円(税込)
受験資格 なし
受験地 札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、新潟、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、山口、松山、福岡

ビジネス会計検定には受験資格が特にないので、いきなり二級挑戦or三級同時受験も問題ないということですね。

 

出題範囲

ビジネス会計検定二級の出題範囲の大きな特徴は連結財務諸表を取り扱うという点。

「子会社と関連会社の違いは?」

「子会社の決算・事業セグメント別の経営成績ってどう見るの?」

ざっくりこの辺りまでわかるようになります。詳細は後述しますね。

 

ビジネス会計検定二級の難易度/合格率

ビジネス会計検定二級の難易度については、合格率の数字から見てみましょう。

ビジネス会計検定二級 難易度/合格率

※直近3年間の合格率の平均値は47.5%でした。…右肩上がり??

 

合格に必要な勉強時間

経理財務業務に従事しているのか、関連知識の有無などによりますが、

一般的には 80~150時間 と言われています。

 

筆者の場合、三級学習中に二級の勉強もかじり始め、計90時間ほどで合格しました。

尚、企業会計には全く縁のないゴリゴリの営業人間です。

 

仮に中央値の115時間必要だった場合、

平日1時間、土日2時間の勉強時間を確保して約3か月(108時間)程度で合格が可能ですね。

 

二級と三級の違い

比較/コーヒー豆

見比べたほうがわかりやすいと思うので、少しデータを整理してみました。

①出題範囲の違い

まずは出題範囲から。

三級 二級
到達目標 会計の用語、財務諸表の構造・読み方・分析等、財務諸表を理解するための基礎的な力を身につける。 企業の経営戦略や事業戦略を理解するため、財務諸表を分析する力を身につける。
出題範囲 1.財務諸表の構造や読み方に関する基礎知識

  • 財務諸表とは
  • 貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書の構造と読み方

2.財務諸表の基本的な分析

  • 基本分析
  • 成長率および伸び率の分析
  • 安全性の分析
  • キャッシュ・フロー情報の利用
  • 収益性の分析
  • 1株当たり分析
  • 1人当たり分析
1.財務諸表の構造や読み方、財務諸表を取り巻く諸法令に関する知識

  • 会計の意義と制度
  • 連結財務諸表の構造と読み方

2.財務諸表の応用的な分析

  • 基本分析
  • 安全性の分析
  • 収益性の分析
  • キャッシュ・フローの分析
  • セグメント情報の分析
  • 連単倍率と規模倍率
  • 損益分岐点分析
  • 1株当たり分析
  • 1人当たり分析

前述の通り、大きな違いは連結の有無です。

②教材のボリュームの違い

続いて、使用するテキスト類のボリュームです。

三級 二級
章の数 全5章 全9章
公式テキストページ数 計217P 計320P
公式過去問題集ページ数 計216P 計229P

分析の範囲も広くなるため、ボリュームはぐっと増える印象です。

 

「問題集は意外と変わらないね!演習は少なくていいのか!」

 

残念ながらそうではありません。

三級の過去問題集は解説まで丁寧であるのに対し、二級は総合問題の解説が薄すぎるので、結果としてP数も少なく見えるだけです…

 

故に、筆者は非公式の対策問題集に頼ることになりました。

 

③難易度の違い

こちらは合格率を見比べてみます。

第28回(21年3月実施) 受験者数 受験者数 合格者数 合格率
三級 5,216人 4,321人 2,927人 67.7%
二級 2,860人 2,124人 1,093人 51.5%

※引用元:ビジネス会計検定

二級になると合格率は約15%低くなる傾向があるようです。

 

④学習コストの違い

必要なコストについても見ておきましょう。

三級 二級
受験料(税込) 4,950円 7,480円
教材代(公式2冊) 1,760円+1,760円 2,310円+1,980円
ーー合計ーー 8,470円 11,770円
非公式対策問題集(税込) 1,980円 2,200円(筆者使用)
通信講座(TAC) 16,000円 25,000円
勉強時間 50~100時間 80~150時間

全体的に二級のほうが何かと高コストですね。

 

まとめ:ビジネス会計検定はいきなり二級から受験可能。でも気を付けて!

今回はビジネス会計検定二級についての情報をまとめてみました。

  • 二級は連結財務諸表を取り扱う
  • 試験は年二回の開催、次回は21年10月17日(日)
  • 約45%の合格率。しっかり学習すれば1発で十分に合格できる難易度
  • 勉強時間は80~150時間確保しておきたい

受験は二級から挑戦することが可能です。

ですが、学習としては三級の学習も一通り終えてからのほうがよいかと考えます。

(筆者は三級→二級と順を踏みました。)

 

「三級の知識を前提として」テキストも構成されているとのことですので…

 

いずれにしても、経理財務以外の様々な場面で役に立てたいならば二級まで挑戦して損はないと思います。

 

今回の内容がビジネス会計検定二級に挑戦したい方の参考になれば幸いです!

 

ちなみに、ビジネス会計検定のスキルはどんな時に役立つの?という実体験をこちらでご紹介してまます。よろしければ。

ビジネス会計検定は役立つ?
ビジネス会計検定は役に立つ?二級保持者(営業職)が考える【メリット/デメリット】

続きを見る

 

本日もありがとうございました!

 

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文月(ふみつき)

「好き」に全力、日常を豊かに。
いろんな経験をコレクションします。
年齢|28歳(1993年新潟生まれ)
経歴|2011年 関西私大卒(農学部)
2015年 大手製薬メーカー(内資MR)
2021年 HRtechベンチャー(SaaS/IS)

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