前回からお試しListening中の海外リーガルドラマ SUITS 。
今回は第5話を見たので印象的なシーンをまとめておきます、
ALS(筋委縮性側索硬化症)薬の薬害訴訟がテーマ。僕の前職は製薬業なので製薬企業側の考え方、安全性情報の重要性に対しては共感できる部分が多かったのですが「裁判時の弁護士の攻防」的な側面は全く知らないので特に面白い回でした。
あと不倫だの前妻だの、すんごい私情絡めてきましたね。笑
SUITSはおカタい弁護士モノと思いきや結構人間味もあるのでいいですね!
負け戦でも勝つにはやる気が必要だ
冒頭、今回の裁判で製薬企業側につくことになったハーヴィーが上司のジェシカ・ピアソン(ジーナ・トーレス)に「やりたくねえええ」と反発するシーン。
ハーヴィー「仕事は断る」
ジェシカ「なぜ?」
ハーヴィー「問題は上司が元妻だってことだ。やる気が失せる」
「負け戦でも勝つにはやる気が必要だ」
わかるよハーヴィー、わかる。
いや上司が元妻うんぬんは知らんけど、やっぱやる気は大事ですよね、
新規採用とか件数稼ぎとかの際、社内にやる気削ぐ要因あるとなかなか本気になれないものです。
通常業務ならまだしも、ハードな仕事で成果は出んですわなぁ。
あと、「やる気が失せる」ってthat hamstrings me.て言うんですね。
なんでハムストリングス?と思って調べてみると
hamstring は動詞でも使われ、「~の膝腱を切る」という意味があります。また、抽象的な用法として「~を妨害する、~を挫折させる」という語義もあります。
なるほど、筋肉の名詞かと思ったら、動詞でもあるんですねえ。
メモ
And if I'm gonna turn this loser into a winner, I can't be hamstrung. I can't have that.
※ちなみに、ハーヴィーの駄々はこの直後「Do what you gotta do.(取り掛かって)」の一言で一蹴されます。恐るべし女上司。
頭を使え
プロボノ(弁護士業務のボランティア)対応中のマイク。デビュー戦でボロクソにされた後の上司ハーヴィーとのシーン。
ハーヴィー「住宅訴訟なら誰がやっても勝てるだろ」
マイク「タナカ弁護士が…」
ハーヴィー「ヴィヴィアンか?彼女の専門は高級マンションの案件だ。大家は賃貸を分譲にかえたいのかもな」
マイク「それで追い出されたと訴えるよ!」
ハーヴィー「それだけじゃ勝てない、原告を集めろ、被害者を集めれば和解金を増やせる。」
マイク「依頼人の隣人にきいてみる?」
ハーヴィー「頭を使え」(立ち去る)
マイク「・・・どうやって??」
絶妙。
目的達成のための道筋は示してくれるけど具体的な行動までは教えてくれない。
このへんの塩梅は僕自身、後輩に対してもうまくできていなかったなあと思います、反省。
メモ
Think, Bigger.
でも、よく頑張ってるな
先の流れで行動し着実に原告を集めるマイク。それでもハーヴィーから「これじゃ勝てないぞ」と厳しく言われた直後の一言。
マイク「(原告団の話を聞いて)心が痛むよ。」
ハーヴィー「同情もいいが決定的証拠がなきゃーー彼女には勝てない。」
マイク「(無言になるマイク)」
ハーヴィー「でも よく頑張ってるな」
いやぁ、こういう上司いいなぁ。
放任かと思いきやクソ厳しい、でも努力は認めてくれる。
こんな上司の下について認められたい。笑
メモ
But...It's good work. Keep at it.
まとめ:SUITSは上司と部下のやりとりが面白い
はい、今回はジェシカとハーヴィー、ハーヴィーとマイクのように
上司と部下のやりとりが印象的でした。
僕にはハーヴィーのような態度はとてもとれませんが、彼の仕事に対する哲学からは学べる点が多い。
引き続きListening力を鍛えていきます!(こっちが主目的)
次回E6は8/18(水)更新を予定しています^^!ありがとうございました。