海外ドラマで仕事のミになるListeningチャレンジ第3回。
SUITS/スーツ シーズン1第6話「長年の親友」からお届けします。
今回は、
- 移動中の交通事故に巻き込まれたハーヴィーが自ら専属運転手レイの弁護に付き裁判に臨む
- マイクが旧友トレヴァーの麻薬密売に巻き込まれる
- 事務所肝入りの大型案件の交渉
それぞれ同時進行で話が展開していきます。複数のテーマを1話で扱うってすごいなあ。
複数テーマにすることでそれぞれが深すぎずリーガルドラマでも重すぎないし、何より見ていて気持ちいいのが、ハーヴィーがマイクに指導したことを別パートでハーヴィーがキッチリ体現してドヤる瞬間ですよね。これがSUITSの面白さの一つかも。
詳しいのと扱うのとでは大違いだ
交通事故に巻き込まれお互いに「お前が悪い」と主張する中、相手のタクシー運転手は移民で何かと苦労してきたようで法律に詳しい様子。
タクシー運転手「俺は弁護士を雇えず一人で裁判を戦ったんだ、法律にはかなり詳しい。」
ハーヴィー「詳しいのと扱うのとでは大違いだ」
「知識」と「知恵」は違うということをハーヴィー先生はゆうております。
ついでに素人相手に「叩き潰すぞ」とまでゆうております。
情報を仕入れて満足せずに、色々試していくことを肝に銘じておきたい一言でした!
メモ
I appreciate a good single malt. I don't pretend I can make one.
あとこの比喩表現、字幕のセンスも光ってますね。笑
そのまま読んだら「俺はいいシングルモルツを嗜むが作れるふりはしない」かな?
本質を突いた邦訳ですねえ~ 字幕で観てるとこういうのがオモシロい。
デカい犬がああ言う時は答えを求めてない
ジェシカとハーヴィーのやり取りの中、ハーヴィーの皮肉に思わず後ろで笑うマイク。
それに対しジェシカはゆっくり振り返り
ジェシカ「昨日は女性に呼び出されて楽しんだ?」
マイク「(なぜバレてる!?)い、いえ僕は・・・」
(立ち去るジェシカ)
ハーヴィー「デカい犬がああ言う時は答えを求めていない」
まぁ日本の会社で(少なくとも僕が経験した会社では)上司がこんな品のある皮肉を部下にお見舞いすることはそうそうお目にかかれない気もしますが…
サラリーマン文月は直角90度で頭を下げます。
メモ
Piece of advice-- when the big dog asks the puppy something like that, it's a rhetorical question.
ところでアメリカ人って現実でもこんなレトリックぶん回してるの?笑
まとめ
ハーヴィーの魅力についてですが、彼は基本冷たいけど根はめっちゃいいヤツなんですよね。
現実的で合理主義なのかと思いきや、結構情に厚い。
今回の事故でレイにつくときも、彼はレイを全力で助けようとします。
「主義に反するが無料で弁護を引き受けよう」と。それはレイが
「昔、金を車に忘れた時に偶然運転手だったのが彼だ。俺を捜し届けてくれた。」
「事故ではまず俺たちの無事を確認した」
から。
恩義を忘れずしっかり返そう て思いが彼の理念にはあるんですね。
リーガルドラマでありながら人間性の表現が魅力的なSUITS/スーツ シーズン1第6話 でありました。
(あれ?これはまとめ・・・?)
次回は8/21(土)更新予定です^^ ありがとうございました!