文月(ふみつき)です。
今回は五百田達成さんの超雑談力をオーディオブックにて聴破したので所感をまとめていきます。
最後にはこの本を是非読んで(聴いて)ほしい方も僕なりに考えましたので、どうぞ!
目次
視聴理由/目的/目標
- 視聴理由:聞き放題8月31日までだったため
- 目的:初対面の相手との雑談での気苦労を減らしたい
- 目標:すぐに使える実用的なテクニックを1つ以上持ち帰る
【聴後】
当初は「期間限定」につられただけでしたが、思いのほか学ばせて頂きました。
概要【著者・所要時間など】
本書の概要は以下の通り。
【著者】五百田 達成
「コミュニケーション×心理」を軸に恋愛や結婚、ジェンダーや言葉について執筆。「察しない男 説明しない女」「不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち」「話し方で損する人 得する人」「超雑談力」はシリーズ80万部を突破。
引用:Amazon著者ページ 五百田 達成より
【発行日】2019年12月22日
【ページ数】206ページ
【所要時間】2倍速で約90分
【オーディオブック適合率】ピッタリ まあまあ アカン
【一言で】営業職ならある程度は自然にできる人も多いかも
文月的所感★★★☆☆
雑談においてすぐに使えるテクニックから話の広げ方、切り上げ方の心得など幅広く紹介されています。
特に印象的だった部分をピックアップしますね。
雑談とは
そもそも、雑談の定義と役割を正確に理解しないと話がずれちゃいますよね。
普通、話し方のバリエーションとして
- 友人との気の遣わない楽しいおしゃべり
- 仕事でキチンと話す、大人としての会話
この二つぐらいしか普段は意識することがない。
しかし、雑談とはこのどちらでもなく、
ビジネス会話と友達とのおしゃべりとの間にある
と著者は言います。
言うなれば 第三の会話 である と。
話が続かない多くの方が、この認識ができていないというんですね。ビジネス、おしゃべりのやり方で適当にやりすごそうとするから失敗してしまうのだと。
「さしすせそ」より「あいうえお」
でました、モテ女の必殺相槌5選 さしすせそ 。
著者はこれより あいうえお のほうが雑談では優秀と言うんですね。
- あ あー(考える)
- い いやぁ(感嘆)
- う うーん(唸る)
- え えぇ(驚く)
- お おぉ(感心)
確かに相槌よりリアクションのほうが話している相手も自分のペースで話し続けやすい。
まぁさしすせそが有名になりすぎたせいもある気が…。
逆に相槌ばかりだと「もうちょっとなんか言って!」て思われそうなので、
リアクション4回に相槌1回ぐらいのペースでいかがでしょうか?笑
※女の子からのさしすせそは随時受付中です。
文月メモ
あいうえお(リアクション):さしすせそ(相槌)=8:2
広くて深い雑談には「自分なりの着眼点を一つもっておく」
この意識があるだけでどんな話題にも対応できると著者は言います。
何事もその視点を意識していれば、その視点から自分なりの意見も言えると。
彼の場合、人間関係という着眼点だそうですが、例えばドッグランの話になった場合。
- 「どんな人が集まるんですか?」
- 「飼い主同士の交流があったり?」
と話を広げられるように。
もう一例、流通の専門家であれば
- 「どういう場所にあるんですか?」
- 「人が通いやすくないといけないし、広さも確保しなくちゃいけない。」
など。
なるほどこれは面白い。
犬を飼っていなくても、関心がなくても、着眼点を切り口にするだけで
広くて(どんな話題にも)深い(自分の視点で掘り下げる)雑談ができるということですね!
やみくもに話をつなげようとして共感しても盛り上がりに欠けてしまいそうですが、この方法なら常に独自の視点で返すことができ、「○○はこういう人だよね」と相手の印象にも残りそう。
僕の場合はそうだなあ、やっぱり「学び」かなぁ。
- 「○○に繋がりそうですね!」
- 「○○力高そうですね~」
- 「○○的には勉強にもなりそうですけどね!」
どうかな。笑 おしゃべりでかましたら疲れそう。笑
雑談で使う分には、割とポジティブ思考の助けにもなりそうだけど… 試してみよ。
メモ
何事も「学び」の着眼点で自分の意見を持つ
数字や業績などの白黒つく話題は避ける
雑談の目的は議論ではなく雰囲気の共感。
わからない単語でもあわせるのが雑談では正解。
文月メモ
雑談の時はファジーな表現でOK
雑談に「なぜ?」はNG。
×「なぜ?」と聞かれると、その答えを冷静に考えるため、冷める。
〇どれぐらい?どのように?と聞いてみる。
雑談に「解決」は求めていない。相談ぽく相手が話しはじめても、アドバイスするべきでない。3回ぐらいは共感して、かわしてみる。
これは男性がやりがち、ということだそうです。確かに。
文月メモ
理由より程度、感情の変化を優先して
他の方の意見感想は?
他の方がどう評しているかも気になりますね。一例をご紹介。
Goodレビュー①
5つ星のうち4.0 個人的にはかなり実用的な印象
2020年5月13日に日本でレビュー済み誰が読んでも良い発見ができる内容だったように思う。
初対面からの雑談の入り方や、同じことを聴くにしても言い回し一つで印象もだいぶかわるということ(著者の心理カウンセラーという経歴をみれば納得である)、そもそも雑談とはこういうものだということも改めて勉強になった。
ページあたりの文章もそれほど多くなく、それでいて内容もなかなかに実用的なので、少しでも興味持たれたら是非とオススメしたい。
Goodレビュー②
5つ星のうち5.0 雑談と普通の会話は違う
2020年7月23日に日本でレビュー済み自分は人見知りをするタイプで、特に初対面の人との雑談には少し苦手意識がありました。仕事柄雑談をする機会が多い中で、より雑談をスムーズに行うコツを知りたいと思い、本書を購入しました。
この本を読んで学んだのは、「雑談と普通の会話(親しい友人とするような会話や、仕事の場面でのしっかりした大人の会話)は別物」ということです。雑談は普通の会話の延長線上にあると考えていた僕にとって、この考えは新鮮でした。
普通の会話はそんなに苦手ではないのに、雑談に苦手意識があったのはこういうことだったのかと腑に落ちました。大したトーク力があるわけでないのに雑談のことを知らなければ、うまくいかなくて当然です。
本書にはそんな雑談の基本ルールと、場面別の雑談のコツが載っています。ありがちな場面が多くてイメージしやすく、かつすぐにでも使えそうなものが多かったので面白かったです。
Badレビュー①
5つ星のうち1.0 こんなことに時間を費やすならもう人と付き合わなくていいや
2020年10月27日に日本でレビュー済み結局都合のいい人間になって、嫌われないことが人付き合いの秘訣というなんとも鬱を誘発しそうな内容の本でした。自分を殺して都合のいい人間になるぐらいならもう理解できる人とだけ付き合うよ。
例えば会話で使う話題を用意しといて、さらに画像も用意しておけばばっちり!とかめんどくさすぎるし、まったくもって日本の悪しき伝統的なコミュニケーションを生きる内容。
※すべてAmazon商品レビュー 超雑談力 より引用
超雑談力 をオススメしたい人
最後に、超雑談力を聞き終えて本書を読んでほしい/聞いてほしい人は
- 相手が心地良い会話の切り返し方を学びたい人
- 周囲に「真面目過ぎる」と思われている人
- ビジネスでは問題ないが、プライベートでの会話が苦手な人
ですかね。
Amazonページでも本書の概要が図解でちょっとだけ載ってたので、興味があれば覗いてみて下さい^^
Amazon公式リンク:超雑談力